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W杯 抜本変更 16増の48チームに拡大 26年大会でFIFA

[ 2017年1月10日 22:10 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)は10日、スイスのチューリヒで開いた理事会で、2026年ワールドカップ(W杯)の出場チーム数を現行の32から16チーム増やし、48に拡大することを決めたと発表した。最高峰の大会に参加できる国・地域が増え、放送権料などの収益増も見込めるとして抜本的に方式を変える。

 3チームずつ16組に分かれて1次リーグを実施する。増加分の各大陸連盟への割り振りは今後決まる予定で、アジアの出場枠は18年ロシア大会の4・5から2、3枠程度は増えるとみられる。日本の予選突破のハードルは下がることになりそうだ。

 W杯の出場枠拡大は、24から32に増えた1998年フランス大会以来となる。32チームで争われる22年大会はカタール開催が決まっており、26年大会が日本を含むアジアで開催される可能性はない。

 48チームでの別の方式や40チーム案も候補に挙がっていた。今回決めた方式で、大会期間は現行の約1カ月から延びない見込み。各チーム最低2試合が確保され、1次リーグを勝ち抜いて決勝まで進んだチームの試合数は7で変わらない見通し。

 インファンティノ会長は、当選した昨年2月の会長選で40への拡大を公約に掲げ、その後に48案を提唱していた。(共同)

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2017年1月10日のニュース