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“鉄壁”前橋育英、最後に崩壊…指揮官「ショックが大きい」

[ 2017年1月10日 05:30 ]

第95回全国高校サッカー選手権決勝   前橋育英0―5青森山田 ( 2017年1月9日    埼スタ )

<全国高校サッカー選手権決勝>優勝を逃しうなだれる前橋育英イレブン
Photo By スポニチ

 準決勝まで無失点だった鉄壁の守りが、もろくも崩れた。青森山田の強力攻撃陣の勢いを止められず、大量5失点。前橋育英の山田監督は「ショックが大きい。ものの見事に山田ペースで終わっちゃった」と肩を落とした。

 前半に再三訪れた決定機を決められなかった。先制点を許した後の同27分、MF大塚がガラ空きのゴールにシュートを放ったが枠上へ。同45分にはフリーキックがDF角田の足元に入るも、足を振り抜くことができなかった。何とか一矢報いようともがき続けたが、後半にも3点を奪われ選手の足は重くなるばかり。主将のMF大塚は「(失点に)慌ててしまった。3失点目でモチベーションが下がってしまった」と目に涙を浮かべたが「来年はアイツららしくやってほしい」と初の頂点獲りを後輩に託した。

 決勝の舞台を踏んだ2年生は、優秀選手に選ばれたFW飯島、DF松田、DF渡辺を含む7人。指揮官は「この決勝は一生忘れられないと思う。だけど失敗は一つ一つ取り除いていけばいい」と前を向く。松田は「来年はこの舞台で優勝する」と力強く誓った。

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2017年1月10日のニュース