ＦＷ鳴海２発！６得点で総体に続き得点王に輝く

第９５回全国高校サッカー選手権決勝   青森山田５―０前橋育英 （ 2017年1月9日    埼スタ ）

＜全国高校サッカー選手権決勝＞後半１４分、この日自身２得点目のゴールを決め得点王に輝いた青森山田・鳴海（右）
Photo By スポニチ

　ＦＷ鳴海は２発で大会通算６得点とし得点王に輝いた。「うれしい。夏（全国総体）でも得点王になって、冬もならないとまぐれだったと思われてしまう。それが嫌だった」。笑顔がはじけた。ＭＦ高橋が先制点を挙げ通算５得点でキング争いでリードを許した。負けず嫌いは「正直、意識した。自分も点を決めるという思いだった」と後半１２分に右からのクロスを胸でトラップし、そのまま右足を振り抜いてネットを揺らすと、２分後にもこぼれ球に反応し右足でゴールを決めた。

　５人きょうだいの三男で、姉の若菜（２０）はＵ―１４など世代別代表にも選出された将来有望な選手。「きょうだいの活躍は刺激になる」と身近なライバルに感謝する。Ｃ・ロナウドポーズでも注目を集めたＦＷは卒業後は仙台大に進学。「１年からスタメンを勝ち取って、いずれプロになりたい」と力強く語った。