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FW田中順也、柏に別れ「柏で育ち、柏で終わることが目標でしたが」

[ 2016年12月30日 15:47 ]

 柏は30日、元日本代表FW田中順也(29)のポルトガル1部リーグ、スポルティング・リスボンからの期限付き移籍が終了となったことを発表した。

 順天堂大4年生だった2009年に柏の特別指定選手としてリーグ戦9試合に出場した田中は、翌年に柏に正式加入。4年半にわたって主力としてプレーした。14年6月にスポルティングへ移籍し1年目はリーグ戦17試合で5得点を挙げたが、翌年は出場機会が激減。今季から期限付き移籍で古巣に復帰し、リーグ戦21試合4得点の成績を残した。

 スポニチ本紙の取材によると、今季先発出場は9試合にとどまったことから、田中は出場機会増を求めて移籍を模索。09〜14年に柏で指導を受けたネルシーニョ監督率いる神戸への移籍が濃厚となっている。

 田中はクラブを通じて「このたび、レイソルを離れることになりました。柏レイソルの選手、スタッフ、そしてサポーターの皆さんには本当にお世話になりました。特に大学で選抜に入っていなかった自分を拾ってくれて、日本代表にまで育ててくれたクラブには感謝してもしきれません。柏レイソルは僕の家のように思ってきましたし、それゆえに今回の新しいチャレンジに対して、様々な葛藤がありましたが、長くはないサッカー人生を考えた上で決断しました。柏で育ち、柏で終わることが目標でしたが、思い通りにいかないのも、それもまた人生かと感じています。柏のサポーターの愛に本当に感謝しています。いつも温かい声援をありがとうございました。チームを離れますが、今後ともよろしくお願いします。本当にありがとうございました」とコメントしている。

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2016年12月30日のニュース