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川崎F 谷口が執念弾!初の決勝進出で無冠返上今度こそ

[ 2016年12月30日 05:30 ]

天皇杯準決勝   川崎F1―0大宮 ( 2016年12月29日    日産ス )

<大宮・川崎F>後半、ゴールを決め喜ぶ川崎F・谷口(中)
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 川崎Fは初タイトル獲得へ向けて執念でつかみ取った勝利だった。後半40分、右CKを相手選手がクリアし高く上がったボールをエドゥアルドがヘディングでつなぎ、ゴール正面にいたDF谷口が倒れ込みながら右足アウトでゴールに押し込んだ。

 「自分でもビックリするぐらいうれしかった。しっかりゼロで抑えれば勝てると思っていたが、自分が点を取れるとは」。決勝点の谷口は笑顔で振り返った。

 初の天皇杯決勝進出とチーム初タイトルが懸かった決戦。前半から大宮の堅守に苦しんだ。3バックでスタートしたが、前半15分すぎには攻撃的にするために4バックに変更。後半16分にはケガで先発を外れた大島も投入、大久保も再三のファウルで何度も顔をしかめた。ゴールが決められず、延長突入も脳裏をよぎり始めた時間帯でのゴール。「決勝は鹿島へのリベンジ、それしかない」と大久保はタイトルに目を向ける。主将の中村も「泥くさく勝てた。元日の決勝は思い切ってぶつかるだけ。向こうもしぶといが我慢していきたい」。クラブ側も2日前に現地入りさせる異例の措置で、初の決勝を後押しする。

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