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「歯茎飛んだ」けど…昌子 広島戦強行先発へ「気にしてない」

[ 2016年12月24日 05:30 ]

天皇杯準々決勝   鹿島―広島 ( 2016年12月24日    カシマ )

口元に大きなばんそうこうをして練習する鹿島DF昌子
Photo By スポニチ

 手負いのDFリーダーが今季2冠へと導く。鹿島は24日、ホームでの天皇杯準々決勝・広島戦に臨む。レアル・マドリードと熱戦を繰り広げたクラブW杯決勝から中5日。FW金崎、MF柴崎、DF西が体調不良などで欠場する見込みの中、アクシデントに見舞われたDF昌子が先発する可能性が高まった。

 22日の練習中、FWと激しく接触。「歯茎が飛んでいった」。衝撃で歯茎がちぎれ、下の歯が唇の外に貫通。都内の病院で計8針縫った。24歳の誕生日だった11日のクラブW杯準々決勝時には前歯を折ったばかり。「その歯かな?と思ったら(口から)スライム(歯茎)が出てきた。年男の災難ですね」。苦笑いしつつも「(試合への影響は)気にしていない。足やなくて口やし」と気概を見せた。

 6年ぶりの天皇杯優勝をクラブも後押しする。29日の準決勝、来年1月1日の決勝の開催地は大阪。準決勝後は当初、鹿島に戻る予定だったが方針を変更し、大阪滞在のまま決勝に臨む“2冠シフト”を敷くことになった。昌子はクラブW杯で準優勝した余韻に浸ることはない。「世界2位とは1ミリも思っていない。世界の強豪に入っていくために国内タイトルは義務」と気合十分だった。

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2016年12月24日のニュース