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久保育てる!ハリル監督「日本の宝にしないといけない」

[ 2016年12月23日 05:30 ]

来年、飛び級でU−20代表に選出される可能性が出てきた久保
Photo By スポニチ

 日本協会は22日、都内で2017年の日本代表の年間スケジュール発表を行った。A代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)をはじめとする各カテゴリーの監督が集結。来年U―20日本代表を指揮する内山篤監督(57)は、FW久保建英(15=FC東京U―18)を来年5月に開幕するU―20W杯メンバーに飛び級で選出する方針を示唆。将来、A代表入りが期待される逸材に対し、日本サッカー界を挙げて英才教育を施す必要性を訴えた。

 自然と言葉に熱を帯びた。各カテゴリーの監督が一堂に会した17年スケジュール発表で、来年U−20日本代表を指揮する内山監督が15歳の久保に言及した。U−19アルゼンチン代表と2度の親善試合を行ったアルゼンチン遠征(11月30日〜今月10日)で、U−19日本代表に初招集。スペインの名門バルセロナに認められた才能を実感し「いつかは年齢を超えてサッカーをしないといけない。15歳だろうが、16歳だろうが、18歳だろうが、フル代表の監督が必要ならいつでもいける準備をする。日本全体で考えないといけない」と強調した。

 久保が来年所属する本来のカテゴリーはU−16だが、1学年上のU−17日本代表として10月のU−17W杯に出場することが確実視される。内山監督はアルゼンチン遠征でのプレーを「フィジカルの強い相手にもいい部分をたくさん出していた。周囲の19歳の選手たちも力を認めていた」と評価し、5月に開幕するU−20W杯メンバーに選出する可能性を示唆。将来のA代表入りへ向けた基礎をつくるため、高いレベルを経験させる方針だ。

 A代表のハリルホジッチ監督も久保を気に掛けている。「まだ15歳。あまりしゃべらない方がいい」と前置きした上で「能力があるのは分かっている。日本の宝にしないといけない。ただバーンとはいかない。テクニック、フィジカル、メンタル、タクティクスを伸ばさないといけない」と指摘。久保の育成法に関する自身の考えを明かした。

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2016年12月23日のニュース