×

J2長崎MF梶川 東京Vへ5年ぶり電撃復帰!

[ 2016年12月16日 06:30 ]

梶川諒太
Photo By スポニチ

J2長崎で2年間チームの中心として活躍したMF梶川諒太(27)が古巣のJ2東京Vへ電撃復帰することが15日、明らかになった。梶川は新人時代に在籍した2012年以来5年ぶりの東京V復帰となる。

 梶川は関西学院大4年だった11年に特別指定選手として東京VでJデビュー。プロ契約を交わし正式加入となった翌12年には、主にボランチとして新人ながら35試合に出場し、3得点をマークするなど主力に成長した。13年には、J1昇格を果たした湘南へ完全移籍。13年の湘南はJ1クラブで唯一、ユニホームの胸部分にスポンサーがない状態で開幕を迎えたが、NHK・BS1で試合が生中継された3月9日の鳥栖戦(BMWス)でJ1初ゴールを決めた梶川が両手の親指でユニホーム胸の空白部分を指すパフォーマンスで「ベルマーレのここ、空いてますよ」を全国へアピールしたことが実り、3月末にスポンサーが決まった。

 これは、全国放送に向けクラブからスポンサー獲得の苦肉の策として事前に選手全員へ指令が出ていたものだが、チームを勝利に導くとともにスポンサーまで射止めた梶川のこのゴールは今でも語り草になっており、真壁潔社長(現会長)が「梶川のゴールパフォーマンスはかなり大きかった」と当時振り返ったほどの貢献ぶりだった。

 そして、15年には期限付きでJ2長崎へ移籍。同年にリーグ戦40試合に出場して6得点をマークするなど活躍してチームをJ1昇格プレーオフに導くと、長崎へ完全移籍した今季も40試合に出場して3得点を挙げた。以前から反町康治監督(52)が高く評価するJ2松本からも獲得オファーが届いたが、古巣への愛着に加えて、少年時代から憧れの存在である元日本代表MF二川孝広(36)の存在も決め手になり、5年ぶりの帰還を決めたようだ。

続きを表示

2016年12月16日のニュース