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野洲高サッカー部総監督 昨年12月、酒に酔い生徒に暴行

[ 2016年12月4日 05:30 ]

 全国優勝したこともある滋賀県立野洲高校(野洲市)サッカー部の監督だった男性教諭(53)が昨年12月、全国大会の引率中に酒に酔って部員の男子生徒を叩くなどの暴行をしていたことが3日、分かった。県教育委員会は今年3月24日付で厳重文書訓告とした。

 県教委によると、教諭は昨年12月28日、第94回全国高校サッカー選手権大会出場のため都内のホテルに生徒らと宿泊した際、外で知人と会食し、ビール2杯とひれ酒2杯を飲んだ。その後、ホテルに戻り、生徒1人の頭を平手で叩き、もう1人の生徒の足を蹴った。ケガはなかった。教諭は「コミュニケーションのつもりでやった。大変申し訳ない」と話しているという。

 今年2月、保護者が県教委に届け出て発覚。教諭は監督を辞めた。その後、同校などが謝罪や説明を行い、生徒や保護者の同意を得て6月から監督やコーチに助言することが主な役割となる総監督を務めている。

 野洲高サッカー部は、この教諭の下で、第84回全国高校選手権で優勝。徹底的に個人技にこだわった攻撃サッカーは“セクシーフットボール”と呼ばれ、今月末から始まる第95回大会にも県代表として出場する。

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2016年12月4日のニュース