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小笠原「大事なのは一丸で戦うこと」永木「こんなにもうれしいと実感」

[ 2016年12月3日 22:43 ]

明治安田生命JリーグCS決勝第2戦 ( 2016年12月3日    埼玉 )

<浦和・鹿島>MVPに選ばれた鹿島・金崎(中央)は山本と小笠原から祝福される
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 鹿島が年間勝ち点15差をひっくり返す大逆転劇で年間王者に輝いた。ホームでの第1戦を0―1で落として浦和に王手をかけられたが、敵地で迎えた第2戦を2―1で勝利。アウェーゴールで浦和を上回り、3連覇を達成した2009年以来7年ぶり8度目の年間王者に輝き、国内タイトル最多を更新する18冠目を獲得した。

 年間勝ち点は1位・浦和の74に対し、3位の鹿島は59。実に15もの勝ち点差をひっくり返しての大逆転V。主将の元日本代表MF小笠原満男(37)は「チャンピオンシップで勝てて非常にうれしく思います。本当は年間(勝ち点)1位で(CSへ)来れれば良かったが、ルールはルール、勝ちは勝ちだと思うので、非常にうれしく思います」と冷静に“下克上V”を受け止めた。

 第1ステージを制した鹿島だが、第2ステージは4連敗でリーグ戦をフィニッシュするなど11位と低迷。8月20日の湘南戦(カシマ)では途中交代に激高したFW金崎夢生(27)が石井正忠監督(49)との握手を拒否し、その後、一時石井監督が休養する事態にも発展した。だが、その金崎が川崎Fとの準決勝で決勝ゴールを決めて決勝進出を果たすと、決勝第2戦では2ゴールと大活躍するなど、全員で逆風を乗り越えた。

 「大事なことはきょうみたいに一丸となって戦うこと。そこを徹底して、ここまでいい方向にもって来れた。皆で信じ合って、助け合って、一生懸命勝利のために…そういう気持ちでプレーしようと。これからもっともっとタイトルを重ねる度に強くなっていけると思う」と小笠原。湘南から移籍して1年目で年間王者となった日本代表MF永木亮太(28)は「優勝っていうのはこんなにうれしいものだと改めて実感しています」と喜んだ。

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2016年12月3日のニュース