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達也“生涯アルビ”宣言!無事に契約更新「体続く限り新潟で」

[ 2016年12月1日 05:30 ]

来季の契約を更新した新潟FW田中はさらなる飛躍を誓った
Photo By スポニチ

 新潟は30日、FW田中達也(34)と来季の契約更新に合意したことを発表した。リーグ戦終了後も聖籠町のクラブハウスでチームとともに練習を続ける田中は新潟5年目を迎える来季への意気込みはもちろん、“生涯新潟”宣言をしてみせた。

 DF大野、DF西村に続いて3人目となる来季の契約更新をした田中の表情は実にすがすがしかった。11月27日に34歳を迎えたばかり。「再び来年もここでサッカーをやらせてもらうことができて幸せ」とその思いを語った。12年に12年間所属した浦和を退団。13年に新潟に移籍し「新潟は自分にサッカーをする機会を与えてくれたチーム。恩があることを忘れてはいけないし、体の続く限り新潟でプレーしたい」とサポーターも喜ぶ“生涯新潟”宣言をしてみせた。

 「温かいサポーターがいて環境がいい」と田中が称するチームは2年連続で残留争いと苦戦の連続だった。「今年のようなプレーだったり、順位は避けなければいけないし、責任を感じながらプレーしなければ」と危機感を持って新しいシーズンを迎えるつもりだ。ベテランとしての責任も感じており「自分が引っ張るというか、自分からしっかりやらないと。常に18歳のときの気持ちを忘れずに、ベテランの選手がやることによって若い選手も“やらないと”という気持ちになってもらえれば」と自らのプレーで若手を引っ張るつもりだ。

 今季はリーグ戦出場20試合で新潟在籍最多の3ゴールをマーク。FWのほかにSHという新たなポジションにも挑戦しプレーの幅を広げた。「来年に向けてやれること、やれないことを整理してよりシンプルにプレーしたい。34歳、今の自分よりもいいプレーをしたい」と衰えを知らない“ワンダーボーイ”は目を輝かせていた。

 ◆田中 達也(たなか・たつや)1982年(昭57)11月27日、山口県出身の34歳。帝京高から01年浦和に入団し13年に新潟に移籍加入。浦和時代の04年、アテネ五輪代表、05年に日本代表初招集され代表では国際Aマッチ通算16試合出場3ゴール。Jリーグ通算322試合出場64ゴール。1メートル67、63キロ。利き足は右。

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2016年12月1日のニュース