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フジテレビ、シャペコエンセ搭乗機墜落事故で所属選手を誤報

[ 2016年11月30日 13:00 ]

フジテレビ本社
Photo By スポニチ

 フジテレビは11月30日に放送した「めざましテレビアクア」(月~金曜前4・00)「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)で、ブラジルのサッカーチーム「シャペコエンセ」の選手、関係者を含む乗客乗員計81人が乗ったボリビアのチャーター機が28日にコロンビアで墜落した事故で、元京都で現在はJ2山形に所属するMFディエゴ(32)が同チームに所属していると誤って報じた。

 番組は複数回にわたり、同事故を報道。チャーター機には2010年に当時J1の京都に所属したDFチエゴも搭乗していたが、これをディエゴと間違えた。アナウンサーが読んだ原稿にディエゴはなかったが、「ヴィッセル神戸元監督カイオ・ジュニオール氏」「元セレッソ大阪・ジェフ市原千葉FWケンペス選手」の後、プレー映像とともに「元京都サンガ FWディエゴ選手」とテロップ表示した。

 画面右上には「ブラジル・サッカーチーム搭乗機墜落 元Jリーガーら死亡か」とテロップが表示されていため、インターネット上には「山形のディエゴが亡くなったことになっている」などと誤解が生まれた。

 シャペコエンセの選手22人ら乗客72人と乗組員9人が乗ったチャーター機が28日夜に同国中部メデジン近郊に墜落した。現場は山岳部でアクセスが難しい上に、悪天候で救助活動は難航。地元警察は29日未明に生存者は5人のみと発表したが、その後、コロンビアのサントス大統領は6人が生存していると明らかにした。ロイター通信などは当局者の話として乗客乗員75人が死亡したと伝えた。

 フジテレビは午後3時すぎ、番組公式サイトを更新。「11月30日(水)放送のめざましテレビ・めざましテレビアクアで、コロンビアで航空機が墜落したニュースを放送した際、以前、Jリーグ・京都サンガでプレーしていたディエゴ選手が搭乗していたとお伝えいたしましたが、ディエゴ選手は現在、モンテディオ山形でプレーしていて、墜落した航空機には搭乗していませんでした。ディエゴ選手、関係者の皆様、視聴者の皆様に心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

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2016年11月30日のニュース