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性的虐待で元コーチ訴追 英検察、80年代の被害立件 被害者数百人規模に

[ 2016年11月30日 09:33 ]

 英国の元プロサッカー選手がユース時代の30~40年前にコーチから性的虐待を受けたと次々名乗り出ている問題で、英検察当局は29日、元コーチのバリー・ベネル容疑者(62)を14歳未満の少年に対する8件の性的虐待の容疑で訴追したと発表した。

 英メディアによると、英中部チェシャー州のクラブチームでコーチをしていた1981~85年の容疑で、被害者は当時所属していた元選手とみられる。同容疑者は地元警察に身柄を拘束されており、12月14日にチェシャーの裁判所に出廷する予定という。

 この問題は今月17日付の英紙のインタビューに元選手(43)が被害を告白したことを機に、元イングランド代表を含む他の元選手も続々と被害を訴え、英国で騒動となっている。ベネル容疑者以外にも加害者として名前が挙がっている元コーチもおり、被害者は数百人に上るとの見方もある。

 ベネル容疑者は今月25日に意識不明で病院に搬送されたと伝えられ、自殺を図ったとみられていた。

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2016年11月30日のニュース