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槙野、相手エース金崎を完封 対人に強さ「今、はやりのデュエル」

[ 2016年11月30日 07:45 ]

明治安田生命JリーグCS決勝第1戦  ( 2016年11月29日    カシマ )

<鹿島・浦和>前半、ヘディングシュートを放つ浦和・槙野(中央)
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 「新境地」を切り開いた浦和の日本代表DF槙野が鹿島のエースFW金崎を完封した。前半36分、猛然とスライディングでボールを奪った場面が象徴的だ。DFながら以前までは攻撃参加を得意とし、得点することに大きな喜びを感じていた。だが今は違う。試合後、早速、おどけてみせた。 試合結果  年間順位表

 「恥ずかしながらですけどゴールする喜びよりゼロで抑える、相手のキーマンを抑えることに喜びを感じているDFの槙野です。昔は4―3でも勝てば良かったけど」

 完封勝利はイメージ通りだった。決戦前夜、夕食後に選手間でミーティングをした。「僕と遠藤の2人で相手2枚を抑える、それくらい強い気持ちで戦おうと話し合った。強みである対人、今、はやりのデュエルですよ」。1点リードの終盤、押し込まれたが、集中力は途切れなかった。

 前半40分、相手FW金崎がたまらず警告を受けた。その瞬間、槙野は勝利を確信した。「彼(金崎)の力強さ、スピードは脅威、自由と時間とスペースを与えない。彼をイライラさせる。カードもらってましたよね。想定内です」。守備に喜びを感じる槙野はニヤリと笑った。

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2016年11月30日のニュース