マラドーナ氏　カストロ氏に哀悼の意「第二の父のような存在」

ディエゴ・マラドーナ氏　（ＡＰ）
Photo By ＡＰ

　サッカーの元スター選手、ディエゴ・マラドーナ氏（５６）は２６日、親交があったキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長の死去を受け、「第二の父のような存在だった。こらえ切れずに泣いた」と哀悼の意を表した。

　マラドーナ氏はアルゼンチン代表として１９８６年のワールドカップに出場。伝説の５人抜きゴールなど活躍を見せ、チームを優勝に導いたが、カストロ氏との出会いはその翌年の８７年のことだったという。薬物依存の治療のためにハバナで４年間を過ごしたこともあり、２００５年にはアルゼンチンのテレビ番組でインタビューすることもあった。脚にはカストロ氏の入れ墨を彫っているほどの仲。その友人の死を悼むため、サッカー界のレジェンドはハバナへ向かうつもりだという。