札幌・四方田監督「岡ちゃん右腕」率先して雪かき、ゴールも運ぶ男

明治安田生命Ｊ２最終節 （ 2016年11月20日    札幌ド ）

胴上げされる札幌の四方田監督

　札幌をＪ１昇格へ導いた四方田修平監督（４３）は、岡田武史氏（６０）の右腕として札幌にやってきた。９８年Ｗ杯フランス大会では、岡田ジャパンのスカウティングスタッフとして同行。９９年に同氏の札幌監督就任とともにアシスタントコーチに招かれた。

　０２年からは札幌の下部組織で、０４年からは札幌Ｕ―１８監督としてチームを強化した手腕が評価され、昨年７月のバルバリッチ監督解任に伴い、トップチームの監督に昇格した。

　冬はピッチの雪かきを自ら行い、ゴールポストも率先して運ぶ。そんな性格が表れた堅実サッカーが花開いた。キャンプから攻守の切り替えを徹底。ベースはカウンターでも、ボールをしっかり保持するサッカーで勝ち点を積み上げた。この日の最終戦は「昇格させることを考えた」と着実にドロー。指揮官のマネジメントなくしてＪ１昇格はなかった。