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J2東京V 冨樫監督が今季限りで退任へ「感謝しかありません」

[ 2016年11月19日 14:40 ]

 J2東京Vは19日、今季限りで冨樫剛一監督(45)が退任すると発表した。20日の明治安田生命J2リーグ最終節・岐阜戦(長良川)までは指揮を執る。

 神奈川県出身の冨樫監督は前身の読売クラブ、V川崎時代から在籍し、現役時代は横浜F、札幌でもプレー。1997年限りで現役を引退した後は東京Vコーチ、ユース監督などを経て2014年9月にトップチーム監督へ就任。J3降格危機に直面していたチームをJ2へ残留させた。

 昨年は7月から8月にかけて4年ぶりの5連勝をマークするなど一時は3年ぶりとなる3位まで躍進。だが、その後は失速してJ1昇格プレーオフ進出を逃して8位に終わった。9年ぶりとなる昇格へ向け、羽生社長が「勝負の年」と位置付けた今季は、現在自動降格圏内にいる首位・札幌、2位・清水にともに2戦2勝と上位に健闘しながらトータルではここまで10勝13分け18敗で22チーム中18位。前節、J2残留を決めたばかりだった。

 冨樫監督はクラブを通じて「この度、岐阜戦を最後に退任することになりました」と退任を報告。「2年3カ月もの間、こんなに信頼できるスタッフ、選手と戦えたことを誇りに思います。また、どんな時にもサポーターの声が自分たちを後押ししてくれました。感謝しかありません。岐阜戦をヴェルディに関わるすべての人と全力で戦い、勝利を分かち合いましょう」とメッセージを送った。

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2016年11月19日のニュース