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清武 メディアへ異例の要請 W杯出場へ「日本全体が同じ方向に」

[ 2016年11月17日 05:30 ]

成田からの出発前、サポーターと握手する清武

 セビリアのMF清武は、さらなる個のレベルアップを誓った。この日、羽田空港発の航空機でスペインへ出発した清武は「年内で2位につけて終わるのは凄く良かったけど、僅差ですし、まだまだ気を抜かずに来年を迎えて(UAE戦の)3月にいい状態で合流したい」と切り替えた。

 セビリアでは出場機会を失っているが、代表では香川の代わりにスタメンを張った。「昨日の試合に懸けていた部分があった」。その大一番で結果を出し、確かな自信も生まれた。「前線の選手で僕が一番年上で(久保)裕也、サコ(大迫)が今回の代表に来て、いいパフォーマンスをした」と主軸としての自覚を示した27歳は「全員で戦うことは変わらず、新しいオプションとして考えてほしい」と若手中心で組んだサウジアラビア戦の先発メンバーに手応えを感じた様子だった。

 また、W杯出場へ“鉄の結束”も訴えた。「競争」「世代交代」というワードが独り歩きしていると指摘。「競争はいいこと。チームが同じ方向を向いているのに、それを乱しているのは記事だと思う。日本全体が同じ方向に向かってやらないと」とメディア側へ異例の要請も口にした。

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2016年11月17日のニュース