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元なでしこGK、大和の小野寺引退 今後は女子サッカー支援で活動

[ 2016年11月13日 17:14 ]

<大和シルフィード・吉備国際大学シャルム>引退セレモニーを終えてスタンドに手を振る大和の小野寺

 元なでしこジャパンのGK、大和シルフィードの小野寺志保(42)が今季限りで現役を引退。13日に行われたなでしこリーグ2部&チャレンジリーグ入れ替え戦の大和―FC吉備国際大学Charme戦(大和なでしこスタジアム)の試合後に引退セレモニーが行われた。

 満員の1700人の観客の前で「3年前はなかったチームが入れ替え戦に出場できるまでなったのは、ここにきていただいている全ての皆さんのおかげ。まだ1試合残っているので最後まで戦いたい。みなさんもシルフィードと一緒に戦ってください。私も持てる全てを尽くします」とあいさつ、大木哲・大和市長らから花束を贈られた。

 小野寺はベンチ入りし、後半42分から出場、リーグ通算316試合目を飾ったが、0―2で吉備国際大学に敗れた。小野寺は08年に日テレで現役引退したが、14年に大和で現役復帰、大和市職員として勤務しながらプレーしていた。「ほんとは出ていいような展開ではなかったけど、監督に感謝している。周囲の支えとみんなの応援があったからできた3年間だった」と、周囲に感謝。今後については「市の職員として、女子サッカーの支援と地域スポーツの振興に携わっていく。どんな立場かはわからないけど、シルフィードとはずっと一緒にやっていきたい」と話した。近賀からメッセージ付きの花が贈られ、沢からは「悔いのないように」とメッセージが届いた。

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