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代表復帰大迫2発&清武1G2A ハリルJ、オマーンに快勝でサウジ戦へ弾み

[ 2016年11月11日 21:16 ]

国際親善試合 ( 2016年11月11日    カシマ )

<日本・オマーン>前半42分、大迫(中央)がゴールを決める

 サッカー日本代表(FIFAランク51位)は11日、カシマスタジアムでオマーン代表(同129位)と国際親善試合を行い、1年5カ月ぶりに代表復帰したFW大迫勇也(26=ケルン)の2得点などで4―0と快勝。15日のワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選・サウジアラビア戦(埼玉)へ弾みをつけた。

 最終予選B組首位のサウジアラビア戦を控えた重要なテストマッチ。サウジに敗れれば解任問題が浮上するバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は、ハリルジャパン初招集となったFW大迫勇也(26=ケルン)を1トップ、代表初招集でデビュー戦となったMF永木亮太(28=鹿島)をともに先発起用するなど、積極的に新戦力をテストした。

 すると前半32分、大迫が早速、結果を出した。MF清武弘嗣(26=セビリア)の左クロスに頭を合わせ、ゴール左に先制弾。1年5カ月ぶりの代表招集でいきなり結果を出したストライカーは同41分にも清武のパスをゴール前で受けると、絶妙な切り返しから冷静に右足で2点目を決めた。大迫にとっては鹿島時代に公式戦通算40ゴールをマークしていた、かつてのホームスタジアムでザックジャパン時代の2013年11月16日・オランダ戦(ゲンク)以来3年ぶりの代表ゴールとなった。

 大迫の2ゴールで2―0として迎えた後半19分には、FW浅野拓磨(22=シュツットガルト)が得たPKを清武が冷静に決めて3点リード。清武は1ゴール2アシストとして後半26分にはFW久保裕也(22=ヤングボーイズ)と交代。ハリルジャパン初招集の久保は代表デビューとなった。後半49分にはMF小林祐希(24=ヘーレンフェイン)が利き足とは逆の右足で代表初ゴールを決めて快勝した。

 日本は15日に埼玉スタジアムで行われるW杯アジア最終予選でサウジアラビアと対戦。サウジアラビアは最終予選3勝1分けの勝ち点10でB組首位、日本は2勝1分け1敗の同3位で、サウジに勝てば首位浮上の可能性もあるが、敗れれば6大会連続のW杯出場がさらに厳しくなる。

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2016年11月11日のニュース