ＦＣ東京移籍の大久保が激白「性格的に、黙ったまま過ごすことができない」

ＦＣ東京へ移籍することが明らかになった川崎Ｆ・大久保

　来季のＦＣ東京移籍が明らかになった川崎Ｆの元日本代表ＦＷ大久保嘉人（３４）が８日、「気持ち」のタイトルで自身のブログを更新。まだチャンピオンシップ（ＣＳ）や天皇杯が残されたタイミングで移籍を表明した胸中を激白した。

　大久保は「オレの性格的に、黙ったまま過ごすことができないので、こんなタイミングだけど、ちょっと話をさせてもらいます」と切り出し、自らの気持ちを表しているかのようなスッキリ晴れ渡った青空の写真を掲載。２０１３年に神戸から川崎Ｆへ移籍し、昨季まで３年連続得点王に輝いたことやチームのタイトル争いについて触れた上で「その環境に甘えるというか、あぐらをかいて過ごすのは、オレらしくないし、今までも常に挑戦する気持ちを持ち続けてきたから、これからも挑戦し続けたい。自分でいろいろ道を作っていきたい。その気持ちが何より強くなりました」と続けた。

　そして、「本当なら、天皇杯、チャンピオンシップが終わるまで、こういう話をせず、試合に集中したかったけど、何も言わずに過ごすほうが、チームのみんなにも迷惑をかけるし、オレ自身も集中できない。絶対にチャンピオンシップで勝ちたいから。そのために、クラブに相談して、このタイミングで、こんな話をすることを話し合って決めました」と異例のタイミングで移籍公表に踏み切った経緯を説明した。

　その上で「フロンターレでタイトルを取りたい。その気持ちは変わりません」と大久保。「何が何でも優勝したい。それがオレの今の気持ちです！」と“置き土産”としてチームに初タイトルをもたらすことを宣言して締めくくった。