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Jリーグ初の親子対決は息子に軍配!J2で山形DF高木利弥VS元代表の長崎・琢也監督

[ 2016年11月6日 14:55 ]

J2山形DF高木利弥(左)と長崎・高木琢也監督

 明治安田生命J2リーグは6日、各地で第40節の11試合が行われ、山形―長崎戦では山形DF高木利弥(23)がスタメン出場。元日本代表FWの長崎・高木琢也監督(48)とJリーグ初の親子対決が実現した。後半ロスタイムにFW永藤が決勝点を決めて山形が1―0で勝利した。

 利弥がJリーグ入りした昨季は山形がJ1、長崎はJ2だった。同じリーグとなった今季、5月15日の試合は足の怪我で直接対決はならなかった。親子対決が実現したこの日の試合では左MFで先発。豊富な運動量を見せ攻守で活躍しフル出場。チームの劇勝に貢献した。

 利弥は父が代表デビューを飾った1992年に広島県で誕生。父のV川崎(現J2東京V)移籍に伴って東京へ引っ越し、FC東京U―15深川から名門・帝京高に進んだ。1、2年時には、元日本代表MF中村俊輔(横浜)タイプの技巧派レフティーとして2年連続で全国高校サッカー選手権に出場。ともに初戦で敗退したが、神奈川大進学後に左利きを生かして左サイドバックに転向すると、自らジム通いをするなど不断の努力で高校時代よりパワーアップした強じんな体を作り上げた。14年春に山形の練習に参加した際、石崎信弘監督が潜在能力を高く評価し、15年に入団。今季は2年目ながらクラブの副会長を努めている。

 父は身長1メートル88の長身で“アジアの大砲”の異名を取ったストライカーで、現役時代には日本代表歴代6位の27ゴールをマーク。そのDNAを継ぐ利弥は今季レギュラーとして活躍しており、Jリーグでの親子対決という夢を叶えた。

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2016年11月6日のニュース