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名古屋 新体制発足に向け岡田副会長から“救いの手”

[ 2016年11月6日 05:52 ]

横浜で監督やチーム統括本部長などを歴任した下條佳明氏

 クラブ史上初のJ2降格が決定した名古屋が新体制について岡田武史日本協会副会長(60)に“救いの手”を求めたことが5日、分かった。岡田副会長は横浜で監督やチーム統括本部長などを歴任した下條佳明氏(62)を推薦。名古屋の親会社であるトヨタ自動車側は岡田副会長の提案を受け入れ、強化に携わる人材として下條氏を抜てきする方針となった。

 複数の関係者によると、トヨタ自動車の豊田章男会長(60)と岡田副会長は10年南アW杯後から深い親交があるという。シーズン終盤には水面下で接触し、来季の組閣などを相談。岡田副会長から日本代表監督時代の盟友・小野剛氏(54)の名前も挙がったものの、小野氏はJ2熊本の監督を務めていた昨季の暴力事件の影響もあり、下條氏に一本化した。

 指導者としての実績だけではなく、岡田副会長はFC今治(社会人リーグ)のオーナーも務めており、チーム運営や強化に精通。人脈も豊富だ。新指揮官は外国人を据えることが濃厚ながら、日本サッカー界屈指の“ブレーン”の力を借り、再生への第一歩を踏み出した。

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2016年11月6日のニュース