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2年前の屈辱が転機、海外遠征増加など東京世代強化策見直し結実

[ 2016年11月1日 05:30 ]

U―19日本代表 アジア選手権初制覇

 東京五輪世代の強化はU―19、U―16代表がともに年代別W杯出場を逃した2年前、てこ入れが本格的に始まった。

 日本サッカー協会は育成年代の強化責任者を新設。年代別のチームの垣根を取り払ったスタッフ会議や所属先の指導者との連携を深める会合も設けた。U―19世代が4大会連続でW杯出場を逃した最大の原因は試合経験の不足と捉え、海外遠征を2年前に比べて約1.3倍に増加させた。今年も今大会までに15試合も親善試合を組んだという。

 日本協会の西野技術委員長は、アジア初優勝に導いた内山監督が来年5月開幕のU―20W杯で指揮を執るかについて「違う(監督で、という)選択肢を考える余地はない」と見通しを明かし、田嶋会長は「技術委員会で話して決めてもらえれば、それをサポートする」と強調。今後の海外遠征について、西野技術委員長は「12月にできればそういう設定をしたい」と語った。

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2016年11月1日のニュース