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広島DF千葉 ドーピング検査で禁止物質検出 当面は公式戦など出場禁止

[ 2016年10月27日 14:02 ]

ドーピング検査で禁止物質の「メチルヘキサンアミン」が検出された広島DF千葉和彦
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 広島は27日、DF千葉和彦(31)が、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が実施したドーピング検査で禁止物質の「メチルヘキサンアミン」が検出されたとして、暫定的資格停止の通知を受けたと発表。千葉は当面、公式戦への出場及びチーム練習などへの参加が禁止となる。

 クラブによると先月25日に実施したドーピング検査で、千葉からAとBの2つの容器に分けられて採取された検体のうちの1個(A検体)より「メチルヘキサンアミン」が検出。今月21日付でJADAより「違反が疑われる分析報告及び違反が行われた旨の主張に関する通知並びに暫定的資格停止に関する通知」を受けた。

 また、千葉が意図的にメチルヘキサンアミンを摂取したことがないため、JADAに検体の再検査と、事実関係の解明をはかるべく聴聞会の開催を要請したことも発表した。

 「選手への教育などアンチ・ドーピング規程の順守に細心の注意を払ってまいりましたが、所属選手への標記通知により、多くの関係者のみなさまにご迷惑をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。「当クラブは、今後の事実関係の解明に向けて、JADAに全面的に協力してまいります」と表明した。

 千葉は高校卒業後にオランダでプロキャリアをスタートさせ、05年に新潟に加入した“逆輸入Jリーガー”。広島では12年からプレーし、13年の東アジアカップでは日本代表に選出された。今季はここまでJ1第1、第2ステージ合わせて30試合に出場している。

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2016年10月27日のニュース