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ハリルJ今度こそ大迫!ケルンの絶好調男に招集レター送付へ

[ 2016年10月20日 06:33 ]

日本代表招集が検討されている大迫
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 日本代表が11月の国際Aマッチ2試合(11日親善試合オマーン戦、15日W杯アジア最終予選サウジアラビア戦)に向け、FW大迫勇也(26=ケルン)に招集レターを送る方向で調整に入った。大半の欧州組が所属クラブで出番が激減する中、大迫は所属するケルンで6試合連続先発中。リーグ2位の原動力となっており、招集が実現すれば15年6月16日のシンガポール戦以来となる。

 サプライズではない。むしろ当然の判断だった。W杯アジア最終予選で2勝1分け1敗。B組3位に低迷する日本代表が、得点力不足解消の切り札として大迫に白羽の矢を立てた。日本協会関係者は「前回は招集レターを送った後、大迫が得点を取り始めたので急に呼べなかった。今回はしっかりと状態を把握している」と大迫の所属するケルンに招集レターを送付する可能性を示唆。FIFAの規定で国際Aマッチ2週間前にレターを出す必要があるため、週明けにも最終決断を下す。

 15年6月16日のシンガポール戦を最後に代表から遠ざかる大迫だが、今季は9月21日のシャルケ戦、同25日のライプチヒ戦で2試合連続ゴールを決めるなど絶好調。10月に日本代表から落選した際にはハリルホジッチ監督から「大迫は今のパフォーマンスを続ければ競争に入れる」と言われていた。その後、15日のインゴルシュタット戦で2得点に絡む活躍。リーグ6戦連続先発中で、4勝3分けで2位につけるケルン躍進の原動力となっている。所属クラブで出番が激減中の本田、岡崎、香川らとは対照的だ。

 レターは「招集確定」ではなく「招集の可能性」を示すものだが、日本協会は通知に重みを持たせるために送付先を可能な限り絞っている。故障などトラブルがなければ、大迫の代表復帰は有力だ。現地報道によると、インゴルシュタット戦で体に張りが出た影響で18日の練習を欠席したが、大きな問題はないという。次戦、22日のヘルタ戦は欧州行脚中のモワンヌ・コーチが視察する可能性が高い。国際Aマッチ3戦連続得点中の原口との日本人対決が最終アピールの舞台となる。

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