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白崎ロスタイムV弾!清水、敵地で昇格ライバルC大阪討ち

[ 2016年10月3日 05:30 ]

<C大阪・清水>後半ロスタイム、清水の白崎(左から2人目)が決勝ゴールを決め大前(左から3人目)らイレブンと喜び合う

明治安田生命J2第34節 清水2―1C大阪

(10月2日 ヤンマー)
 清水は敵地で3位のC大阪と対戦し、ロスタイムに逆転勝利。J1昇格を争うライバルとの直接対決を制した。アウェーでの同カード白星は、ともにJ1だった98年8月1日以来で約18年ぶり。

 敗戦ムードが漂った後半44分から試合を一気にひっくり返した。まずは、この3分前から途中出場したFW北川航也(20)だ。FW金子翔太(21)からの縦パスに反応して抜け出し、同点弾を決めた。

 さらに終了間際の同49分、MF白崎凌兵(23)が「ラストは“こういう状況を打開したい”と思っていた。力まずに蹴ることができた」とミドルがゴール左下に突き刺さり、わずか5分で劇的に逆転。ヒーローは「途中から入ってきた選手が勢いを与えてくれた。1点入って、いけるという確信があった。厳しくてしんどい試合だったけど、勝ち切れて良かった。」と興奮。スタンドのサポーターはお祭り騒ぎとなった。

 FW大前元紀主将(26)も、負傷で途中退場した6月8日の町田戦以来、リーグ17試合ぶりに先発出場。その大前と途中交代した金子が同点弾を演出した。

 小林伸二監督は「また上位相手に点を取れないのかと思ったが、代えた選手がうまく勢いを出してくれた」と采配が的中。「(選手には)こういうことができる、というのを踏まえて残り8試合を戦ってほしいと思う」と笑いが止まらなかった。
【試合結果 順位表】

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2016年10月3日のニュース