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J2降格危機の新潟が監督交代 吉田監督退任、後任は片渕コーチ

[ 2016年9月27日 10:24 ]

退任が発表された新潟の吉田達磨監督

 J1新潟は27日、吉田達磨監督(42)から片渕浩一郎コーチ(41)に監督を交代することを発表した。また、北嶋秀朗コーチ(38)、安田好隆コーチ(32)が退任し、スクールコーチの内田潤氏(38)がトップチームコーチに就任することも併せて発表。新潟は25日の第2S第13節で鹿島に敗れ、今季2度目の4連敗。年間勝ち点27の15位で、J2降格圏内の16位・名古屋との勝ち点差はわずか1に縮まっている。

 昨季柏を率いた吉田監督は今季から新潟の監督に就任。しかし第1、第2ステージを通じて2連勝が一度もなかった。

 片渕氏は「いま、チームが置かれている状況が厳しいのは十分理解しています。ただ、このクラブ、チームはJ1にいなければいけないと思いますし、その目的を達成するのが、自分たちの最大であり、最低の使命だと思います。アルビレックス新潟は、長く築いてきたもの、そして、今シーズンもここまで築いてきたものがあります。それをリスペクトしながら、何かを変えなければならないと思いますので、自分の色を少しだけ加えていきたいと思います」と意気込みを語った。

 また内田氏は「監督を引き受けられた片渕さん、クラブを助けたいという思いがあり、時間がない中ですが決断をしました。すべてをクラブのために尽くしたいと思いますし、客観的に外から見て感じたことを伝えられればと思います」とコメントした。

 田村貢代表取締役社長(54)は「サポーターの皆様をはじめ、新潟の皆様に多大な期待を寄せていただき臨んだシーズンでしたが、結果だけではなく、内容面から見ても、チームに刺激と変化が必要と判断し、今回の監督交代に至りました」と監督交代の経緯を説明した。

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2016年9月27日のニュース