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G大阪・長沢 ハリル監督御前アピール弾!嗅覚自画自賛

[ 2016年9月26日 05:30 ]

<G大阪・FC東京>前半18分、ゴールを決める長沢(左)

明治安田生命J1第2S第13節 G大阪3―3FC東京

(9月25日 吹田S)
 G大阪はホームでFC東京と3―3のドローに終わった。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)の御前試合で、W杯ロシア大会アジア最終予選の予備登録メンバーに追加登録されたFW長沢駿(28)が1得点を挙げたが、勝利には導けず。残り4試合で首位・浦和とは勝ち点4差に広がった。

 代表指揮官の前で“爪痕”は残した。長沢が左足で一時は逆転となる得点。目標とするA代表入りを加速させた。

 「あそこにボールがこぼれてくるのは感じられるようになった」。自画自賛の1発は1―1に追いついた前半18分だ。MFアデミウソンの鋭い縦パスにDF藤春が反応した。その瞬間、長沢はマーカーの日本代表DF森重を振り切り、ニアへポジションチェンジ。左からのクロスを呼び込み、日本代表DF丸山とGK秋元が詰めてくる前にボールに触って無人ゴールに流し込んだ。技ありの得点を見届けたハリルホジッチ監督は「もっとトレーニングを続けてほしい」と注文を付けつつも「面白い選手だと思う。身長が高いし、彼のような選手がA代表に来てくれると良いと思う」と高評価だった。

 後半33分にはエリア内で決定的なチャンスを得たが左足シュートはGKの正面。「余裕があり過ぎて…ああいうところで決めきれない。判断がまだまだ」と長沢は猛省した。それでも走行距離は両チーム2位の12・061キロ。1メートル92の長身に加え、ハードワークができるストライカーが低迷するA代表の“救世主”になる可能性は十分ある。

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