浦和３連勝　止めた止めた！西川“神ってる”鉄壁完封

＜浦和・広島＞後半、シュートを左足で止める西川（左）

明治安田生命Ｊ１第２Ｓ第１３節 浦和３―０広島

（9月25日 埼玉）
　まさに鉄壁の守りだ。２年連続のＣＳ出場権をたぐり寄せたのは西川だ。前半３２分、ピーター・ウタカとのＰＫでは鋭い読みでプレッシャーをかけるとシュートは枠を外れた。「僕よりサポーターがプレッシャーをかけてくれた。みんなで止めたＰＫ」。直後にオウンゴールで先制すると、その後は独壇場。後半１９分、ピーター・ウタカとの１対１では左寄りに構えて右方向へのシュートを誘い、右足でブロックした。シュート１５本を打たれながら仁王立ちした守護神の存在感は際立った。

　“珍記録”も生まれた。自身がイメージキャラクターを務める総合建材メーカー「文化シヤッター」の提供で、ホーム戦で西川がゴールを守るごとに大画面に「ＮＩＣＥ　ＳＡＶＥ！」という文字が躍る演出がされる。この試合はその映像が計９度も流れ、西川移籍後の１４年から過去最多という。視察した日本代表の手倉森コーチも「これくらい当たったら日本代表も負けない。神懸かっていた」と舌を巻いた。

　３連勝で年間３位以内が確定。それでも西川は「一つ一つ勝つだけ。いつも通り楽しんでやる」と平常心を強調する。残り４試合。ステージ優勝、年間勝ち点１位でＣＳに乗り込むつもりだ。