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ハリル監督「ひどい試合」審判の笛に不満「受け入れがたい」

[ 2016年9月1日 21:38 ]

<日本・UAE>前半、厳しい表情で指示を出すハリルホジッチ監督

W杯アジア最終予選B組 日本1―2UAE

(9月1日 埼玉)
 ハリルホジッチ監督(64)は試合後のインタビューで開口一番「本当にひどい試合」と落胆し、渋い表情だった。後半9分、PKで逆転され「審判の(笛の)吹き方はどうですかね?」と疑問を呈し「審判の笛の吹き方は受け入れがたい」と不満げに苦言を呈した。

 「FKとPKで2失点したわけですが、これは簡単に防げた失点」と守備陣に苦言を呈した後、後半7分、A代表デビュー戦となったMF大島がペナルティーエリア内でファウルを取られ、PKを献上した場面を振り返り「それから、審判の(笛の)吹き方はどうですかね?あとは会見で何か言わないといけないと思っている。審判の笛の吹き方は受け入れがたい」と激怒。1点を追う後半33分には途中出場のFW浅野拓磨(21=シュツットガルト)のシュートがゴールラインを越えたかのように見えたが、得点は認められず。たびたび見られた“微妙な判定”に納得がいかなかった。

 ただ「あと9試合あるわけで、まだまだ終わったわけではない」と前を向き「しっかりと(きょうの)分析をして、われわれのトレーニングを続けるしかない」と次戦を見据えた。

 6大会連続のワールドカップ(W杯)出場を目指すサッカー日本代表に暗雲がたちこめた。W杯アジア最終予選が1日、各地で行われ、B組の日本は埼玉スタジアムで初戦となるUAEと対戦。前半11分にMF本田圭佑(30=ACミラン)の得点で先制したものの、同20分に直接FK、後半9分にはPKで逆転された。結局、1―2とホームで痛恨の逆転負けを喫した。日本は開催国で予選免除の2002年日韓大会を除く、4度のW杯出場ではいずれも最終予選初戦に勝っており、不安が残る結果となった。 

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