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浦和 鬼門ノエスタで痛恨黒星…超混戦 勝ち点も得失点差も並んだ

[ 2016年8月28日 05:30 ]

<神戸・浦和>前半、先制を許して肩を落とす李忠成(左端)ら浦和イレブン

明治安田生命J1第2S第10節最終日 浦和1―2神戸

(8月27日 ノエスタ)
 激しい首位争いを繰り広げる浦和だが、頭一つ抜け出せなかった。前半33分、MF柏木がFW李に入れた縦パスを狙われ、相手がカット。一気に不利な状況に陥れられ、先制ゴールをぶち込まれた。後半9分にも相手の鋭い速攻から追加点。FWズラタンの得点で1点差に詰めたが後の祭りだった。「うまくいかへん…。失点は俺からやし」と切り出した日本代表の柏木は「俺みたいな(中盤の)選手が失点に絡むのはチームとして良くない」と反省の言葉を口にした。

 またもアウェー神戸が“鬼門”となった。ノエスタでの神戸戦は08年から通算2分5敗。7試合連続で白星から遠ざかり、今回も勝てなかった。リオ五輪から帰ってきたFW興梠、MF遠藤が先発に復帰。その一方で、右太腿裏の肉離れを発症したDF槙野はベンチを外れた。「慎三(興梠)とか航(遠藤)とか、いい選手がそろったことで、かえってイケイケになってしまった」と柏木は振り返り、「自分たちのミスからの失点。攻め急いでしまった」とはGK西川。選手の大幅な変更でバランスを失い、歯車が微妙に狂ってしまった。

(ルヴァン杯も同カード/) 西川、槙野、柏木の日本代表組はチームを離れ、31日のルヴァン杯準々決勝第1戦では再び敵地で神戸と激突する。ペトロヴィッチ監督は「下を向かずに分析して次に臨みたい」と話し、柏木も「代表に切り替えて、何か力をもたらせるように帰ってきたい」と誓った。

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