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名古屋 小倉監督解任、GM職も休養…後任はジュロブスキーコーチ

[ 2016年8月23日 05:30 ]

20日の柏戦で敗れ、厳しい表情で選手と握手する名古屋・小倉監督(左)

 J2降格圏16位に低迷する名古屋の小倉隆史監督(43)が解任されることが22日、分かった。23日に正式発表の予定。後任はボスコ・ジュロブスキー・コーチ(54)が内部昇格する見込みだ。

 今季からGM兼任監督として古巣で指導者のキャリアをスタートさせた小倉監督は「5人目まで連動するサッカー」を掲げていたが、クラブワーストを更新するリーグ17試合連続勝ちなし。7月23日に甲府に敗れた際には、久米社長は報道陣の前で「今、動いても絶対に良くならない。(小倉は)絶対に代えません。逃げない。投げ出さない。諦めない」と宣言していたものの、その後も上向く気配はなかった。

 現在、残留圏の15位・甲府とは残り8試合で勝ち点差7。勝ち点だけではなく、第2ステージは9試合で2得点17失点と内容自体も散々。ついに、20日の柏戦で1―3で完敗を喫した後にフロントも動いた。クラブ内部だけではなく、親会社のトヨタ自動車ともミーティング。苦渋の決断を下した。

 小倉監督はGM職も兼任しており、20年までの長期契約を結んでいるがGM職も“休養”の名目になるもよう。Jリーグ創設から1部に残留し続けた「オリジナル10」の名門がかつてない危機に立たされた。

 ◆小倉 隆史(おぐら・たかふみ)1973年(昭48)7月6日、三重県生まれの43歳。四日市中央工高のエースとして91年度の全国高校選手権で優勝し、92年に名古屋入り。93年にはオランダ2部エクセルシオールに期限付き移籍した。市原、東京V、札幌を経て甲府に在籍した05年に現役を引退。15年6月に名古屋のGM補佐に、同11月にGM兼監督に就任。J1通算166試合34得点。日本代表では5試合1得点。1メートル82。利き足は左。

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2016年8月23日のニュース