×

J2水戸 FW三島がJ2松本へ突然の完全移籍 今季9得点のエースが…

[ 2016年7月22日 16:27 ]

 J2水戸は22日、FW三島康平(29)がJ2松本へ完全移籍することが決定したと発表した。三島は今季ここまでチーム最多の9得点を稼いでいるエースで副キャプテンも務めていたが、24日に行われる明治安田生命J2リーグ第25節・町田戦(町田)後にチームを離れる。

 埼玉県出身の三島は身長1メートル83、体重75キロで、浦和東高、駒沢大を経て2010年に神戸入り。12年から水戸でプレーしていた。リーグ戦の通算成績はJ1が4試合0得点、J2が132試合25得点。今季はJ2で23試合9得点だった。

 三島は水戸を通じ、コメントを発表。「シーズンの途中でチームを離れることを本当に申し訳なく思っています。チームのことやサポーターの皆さんのこと、多くのことを考えて最後まで悩んだのですが、松本山雅FCでチャレンジすることを決めました」と首位争いをしている松本へ“ステップアップ”を決めた理由を説明。

 水戸でのラストマッチとなる町田戦に向けて「このような形で出て行く選手に対していろいろな気持ちがあるとは思いますが、最後にもう一度皆さんと喜びを分かち合えるよう全力で戦います」と複雑な思いを抱えながら意気込みを見せた。

 現在16位に低迷する水戸の今季チーム総得点は21点で、三島はその半分近い9得点を稼いでおり、水戸にとっては手痛いエースのシーズン途中離脱。昨季途中からチームを率いる西ヶ谷隆之監督(43)にとっては、かつて新潟選手時代に指揮官だった反町康治監督(52)にエースを奪われる形となった。

続きを表示

2016年7月22日のニュース