セミプロ軍団が名門セルティックに大金星！決勝ゴールは警察官

　欧州ＣＬ予選２回戦第１戦の１０試合が１２日に行われ、ジブラルタルのセミプロチーム、リンカーンがホームで名門セルティック（スコットランド）を１―０で破る金星を挙げた。ザルツブルク（オーストリア）はリエパヤ（ラトビア）にホームで１―０と勝ち、ＭＦ南野はベンチ外だった。

　５月にＦＩＦＡ加盟を果たしたばかりの英領ジブラルタルでリーグ９連覇中のリンカーンが、６７年に欧州制覇したスコットランド王者を破った。後半３分、ＦＷのＬ・カシアロがロングボールを巧みにトラップして先制点。支配率２９％の劣勢ながら相手シュートがポストに２度はじかれる幸運もあり、前リバプール指揮官のロジャース監督の初陣だったセルティックにゴールを許さなかった。

　昨年、敵地スコットランド戦でジブラルタル代表の公式戦初ゴールを記録したＬ・カシアロは警察官。他にも消防士やタクシー運転手がいるセミプロチームで、主将のＤＦチポリーナは試合開始５時間前まで税関職の仕事に就いて試合に臨んだ。ＭＦのＫ・カシアロは「不可能などない。（敵地の）セルティックパークでは２点取る」とツイッターに書き込んだ。