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藤春 五輪への発奮材料に!母校で名前3度間違えられる…

[ 2016年7月6日 05:30 ]

母校の大体大で学生らの激励を受ける、リオ五輪日本代表OA枠のG大阪・藤春(前列中央)

 「フジハル」に注目してください!オーバーエージ枠(OA)でリオ五輪に選出されたG大阪DF藤春廣輝(27)が5日、母校・東海大仰星と大阪体育大を表敬訪問した。大体大では紹介の際に名前を間違えられるパフニングに見舞われながら、それを発奮材料として、あらためてメダル獲得を宣言した。

 総距離96キロの壮行会ハシゴで、藤春のメダル獲りへの決意はより固くなった。大阪府吹田市での練習後に自家用車を飛ばして、まず枚方市にある東海大仰星高を訪問。そしてハプニングは東海大仰星から68キロ離れた泉南郡熊取町に位置する大体大で起こった。

 サッカー部の後輩、約240人が見守る前で開催された壮行会。岩上安孝学長のあいさつの際、3回も「フジワラ選手は…」と呼び間違えられた。掛けてあった横断幕も思わずはがれ落ちる“アクシデント”。4回目で「フジハル」であることに気付いて訂正したものの、母校でも、まだ名前が浸透していないことが露わになってしまった。藤春の在学時、08年の総理大臣杯で優勝するも、自身は出番なし。それが「一番の挫折で、その経験があったからプロでも頑張れた」と懐かしそうに振り返る。やはり大体大は大きな発奮材料をくれる場所?のようだ。

 「よく間違えられますしね。結果を出して名前を全国の方に覚えて頂けるように頑張ります!」

 東海大仰星では在校生からの「高校時代はモテていたのか?」という質問に対し「リオで活躍してモテたいです」と笑わせ、長友に続く“アモーレ”にも色気。大体大では、ブラジルの公用語、ポルトガル語で“オブリガード(ありがとう)”と在学生からお祝いメッセージをもらい、浅野拓磨の実弟である雄也(2年)の発声から万歳三唱で送り出された。

 「だんだんと五輪に選出されたのが実感できてきました」と藤春。自身の礎を築いた母校で笑いあり、ハプニングありの激励を受けた。あとはリオで“フジハル”の名を轟かせるだけだ。

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2016年7月6日のニュース