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ベイル3戦連発!初出場ウェールズが首位突破で16強入り

[ 2016年6月22日 05:30 ]

ロシア戦で3戦連続となるゴールを決めたウェールズのFWベイル(左)(AP)

欧州選手権1次リーグB組 ウェールズ3―0ロシア

(6月20日 トゥールーズ)
 B組の最終節2試合がトゥールーズなどで行われた。初出場のウェールズはロシアに3―0で完勝し、首位で1次リーグ突破。FWギャレス・ベイル(26=Rマドリード)が3戦連続ゴールの活躍を見せた。前節まで首位だったイングランドは、初出場のスロバキアと0―0。2位での2大会連続の決勝トーナメント進出となった。スロバキアは同組3位となり、各組3位の中から成績上位4チームが進出できる決勝トーナメントに望みを残した。

 58年ぶりのひのき舞台で、ウェールズの至宝が輝いた。2―0の後半22分、ベイルが3戦連続ゴール。ラムジーのパスに合わせて裏へ抜け出し、左足アウトサイドで絶妙に浮かせてGKの右を抜いた。「自分がウェールズで戦ってきた中で、最高のパフォーマンスだったと思う」。58年のW杯スウェーデン大会以来となる主要国際大会で、誰もが予想できなかった1位突破を決定づけた。

 03年11月。欧州選手権予選プレーオフ第2戦で、同国はロシアに敗れて04年の本戦出場を逃した。「とても若かったけど、今でもそれを覚えている」。当時14歳だった少年は父や友人と生観戦していた。12年後、ベイルは予選7得点2アシストの活躍でチームを本戦へ導くと、本戦では3得点で得点ランク単独トップに立った。「単なる数合わせで出ているわけじゃない」。26歳が率いる小国の進撃はまだ続く。

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