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横浜FC ルス監督再び辞任…不整脈治療に専念 後任は中田氏が再登板

[ 2016年6月15日 11:58 ]

辞任が発表された横浜FCのルス監督

 J2横浜FCは15日、ミロシュ・ルス監督(54)が不整脈の治療に専念するため、辞任すると発表した。同監督は今月6日、不整脈症状の検査と治療のためスロベニアに一時帰国していたが、本人から辞任の申し出があり、クラブ側がこれを受理した。中田仁司強化育成テクニカルダイレクター(54)が新監督に就任することも併せて発表。中田新監督は19日のJ2第19節・岐阜戦(ニッパツ)から指揮を執る。

 ルス監督は昨季、監督に就任したがクラブワーストのリーグ戦8連敗を喫して9月に体調不良と成績不振で辞任。今季異例の再登板を果たしたが、3月17日に不整脈および冠攣縮性狭心症の疑いで検査入院。治療を受けた後、4月3日の金沢戦から復帰していたが、今月7日には再検査のため一時帰国することが発表されていた。中田氏は昨季もルス監督の後任として9月からチームを率い、3勝5分け2敗の成績を残していた。

 ルス監督はクラブを通じてコメントを発表し、「日本で治療を受け一時は改善していた不整脈ですが、残念ながら最近になって徐々に強く頻繁に起こる自覚症状が出てしまいました」と病状を説明。そして「私の心臓がすぐに良くなることを期待していましたが、再検査の結果は、自国の専門医からは少なくとも数カ月は完全に仕事を休むように指示を受けるものでした。現在私は終日管理された状況におかれ、来月初旬には医師の判断を得ながら再度手術をするかどうかの決断をすることになっています。この現状を考慮し、クラブが最も適切かつ効果的に次の動きがとれるように私は辞任することを決断いたしました」と決断に至った経緯を明かした。

 そして「クラブ関係者の皆様、コーチ陣、選手、そしてもちろんサポーターの皆さまには大変申し訳なく思っております。私もとても残念ですし悲しい決断となりましたが、この状況下では他に選択肢がありません」と選手と関係者、サポーターらに謝罪している。

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2016年6月15日のニュース