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藤春 リオOA枠決定!初の世界大会へ決意「金メダル持ち帰る」

[ 2016年6月15日 05:30 ]

リオデジャネイロ五輪に出場する手倉森ジャパンのOA枠に内定したG大阪のDF藤春

 日本サッカー協会は14日、リオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表のオーバーエージ枠選手に、DF藤春広輝(27=G大阪)とDF塩谷司(27=広島)が内定したことを発表した。藤春は同日に吹田市内で会見し、目標を「金メダル」と宣言。自慢のスピードを武器に左サイドを制圧するとともに、自らの“イメチェン”も図り、若い選手たちを引っ張っていく。

 午後1時から始まった緊急記者会見で藤春が壇上に上がった。リオ五輪に出場するU―23日本代表のオーバーエージ枠選手に内定。東海大仰星高、大体大時代には世代別代表に選ばれたことのなかった27歳は、少し照れながらも決意を語った。

 「プレッシャーはあるけど、世界でどれだけやれるか楽しみ。出る以上はひとつでも上を目指して、金メダルを獲って帰ってきたい」

 打診を受け、先輩の元日本代表MF遠藤に相談するかを迷いながらも、最後までひとりで考え抜き五輪出場を決意。同代表の手倉森監督からは約1週間前に電話をもらい「ハル(藤春)のプレーを代表でもやってほしい」と言葉をもらい、胸が熱くなった。

 50メートル5秒8の快足と無尽蔵のスタミナに加え、金メダルのためには自らのイメチェンに踏み切る。「ガンバでは黙って上下動する感じだけど、オーバーエージなんで。コミュニケーションを取って盛り上げていければ」。黙々とタッチライン際を駆ける左サイドバックは、若いチームを引っ張っていくことを誓った。

 1次リーグ第1、第2戦の試合会場マナウスが高温多湿でも「逆に相手がバテてくれたら僕はどんどん走るだけ」。胃腸が弱い体質でも「シェフもついて来てくれるし、いいもん食べて頑張りたい」と余裕の表情だ。これまで縁のなかった世界大会。最高の輝きをつかむため、地球の裏側で暴れ回る。

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2016年6月15日のニュース