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ウェールズ“歴史的1勝” 1号弾はやっぱりベイル

[ 2016年6月13日 05:30 ]

スロバキア戦で先制ゴールを決め喜ぶウェールズ代表FWベイル(AP)

欧州選手権1次リーグB組 ウェールズ2―1スロバキア

(6月11日 ボルドー)
 B組の初出場対決はウェールズがスロバキアを2―1で破り、白星発進した。FWギャレス・ベイル(26=Rマドリード)が直接FKで先制点を決めるなど活躍。1―1の後半36分に途中出場のFWハル・ロブソン・カヌ(27=レディング)が決勝点を挙げた。また、初優勝を目指すイングランドは1―1でロシアと引き分けた。

 初出場のウェールズに記念の1号をもたらしたのは、やはり絶対エースのベイルだった。前半10分、右寄り約25メートルのFKで、左足でボールをこすり上げるようにキック。縦回転のドライブシュートは壁を越えてから鋭く落下し、ワンバウンドしてゴールネットを揺らした。予選でチーム11得点中7得点を挙げた背番号11は「ウェールズの歴史に残る瞬間だった」と誇らしげに言った。

 06年5月に同代表史上最年少の16歳でデビュー。同年10月の08年欧州選手権予選では17歳で史上最年少弾を決めた相手がスロバキア。くしくも同じFK弾だった。以来、ゴールを積み重ねて通算20点目。ベラミーを抜いて早くも同代表歴代5位に浮上した。

 13年にトットナムからRマドリードへ史上最高の移籍金1億ユーロ(当時約132億円)で移籍したウェールズの至宝は「まるでホームのよう。ファンが僕たちを後押ししてくれた」とスタンドを赤く染めたサポーターと喜びを分かち合った。

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