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南野も不発…U23日本2連敗、“年下”相手に決定力不足露呈

[ 2016年5月24日 02:25 ]

ポルトガル戦の前半、競り合うU―23日本代表の南野(右)

トゥーロン国際大会1次リーグB組 日本0―1ポルトガル

(5月23日 フランス・オーバーニュ)
 男子サッカーのU―23日本代表は23日、トゥーロン国際大会でU―23ポルトガル代表と対戦し、0―1で敗れ2連敗。MF南野が不発に終わるなど、20歳以下のメンバー編成だった相手の守備陣を最後まで崩せず決定力不足を露呈。初戦のパラグアイ戦に続いて年下に苦戦を強いられ、1次リーグ突破は厳しくなった。

 8月のリオデジャネイロ五輪出場を決めているU―23日本代表は、21日にオーストリアから合流したばかりのMF南野が先発出場。パラグアイとの第1戦からスタメン7人を入れ替え臨んだ。

 前半22分、MFリベイロに後方からのロングボールをダイレクトで落とされ、中央のスペースに走りこんだMFオルタがペナルティエリア手前からノートラップで右足を振り抜く。GK中村が懸命に飛びつくもわずかに届かず先制ゴールを許してしまう。

 日本に決定機のまま試合が進むと同38分、中盤での見事なパスワークから最後はFW浅野が鋭い反転から相手のマークを振り切りエリア内に侵入し左足でシュート。しかし惜しくもボールは左上隅のポストに直撃しゴールならず。この試合ようやく放った1本目のシュートは不発に終わり0―1で後半へと折り返す。

 後半から日本はMF矢島に代えMF野津田を投入。開始2分でゴール前で野津田に決定機が訪れるも左足で狙ったシュートは枠の上へと外してしまった。

 今度は後半15分にFW浅野が自陣からのロングボールに反応。相手DFとの競り合いに勝ち、GKが飛び出して来たところで右足で狙うも右に外れ枠の外。同23分には左サイドからのDF三丸のクロスがエリア内でDFエンリケの右腕に当たったがノーファウル。不運にもPK獲得とはならず、そのこぼれ球を拾った野津田のシュートも外れた。

 後半に入り怒とうの反撃を見せたが、その後のシュートチャンスも全て外し無得点のまま試合終了。暫定ながら勝ち点0でB組4位の日本は25日にギニア、27日にイングランドとそれぞれ対戦。今大会はA、B各組の1位が決勝、2位が3位決定戦に進出する。

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