Ｊ２熊本、半月ぶり練習再開　15日千葉戦へ体動かす

全体練習を再開し、ランニングするＪ２熊本の選手

　Ｊ２熊本は２日、熊本市内で休止していた全体練習を再開した。熊本地震の影響でリーグ戦の５試合が中止となったが、１５日に千葉市のフクダ電子アリーナで行われる復帰戦の千葉戦に向け、チーム全体で４月１５日以来約半月ぶりに体を動かした。清川浩行監督は「きょうできたことは非常に幸せ」と話した。

　選手たちは午前１０時ごろに練習場に現れ、グラウンド中央で円になって犠牲者へ黙とうをささげた。その後、軽いランニングなどで体を慣らし、パス練習が始まると自然と笑みがこぼれた。

　チームは１６日未明に最大震度７を記録した本震後、多くの選手やスタッフが車内での生活などを余儀なくされた。活動拠点を一時的に熊本県外に移す案も出ていたが、２１日に開いたミーティングで同県のために残って活動することを決めた。余震が起きており、避難生活が続く選手もいる中、２５日から自主トレーニングを始めていた。