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湘南勝った!9戦目で待望の今季初白星 高山V弾「本当にうれしい」

[ 2016年4月30日 21:14 ]

明治安田生命J1第1S第9節最終日 湘南1―0横浜

(4月30日 日産ス)
 明治安田生命J1リーグ第1ステージは30日、各地で第9節の残り5試合が行われ、湘南が敵地で横浜を破り、開幕9戦目にして待望の今季初勝利をマークした。

 湘南は後半3分、MF菊池大介(25)のスルーパスに抜け出した主将のFW高山薫(27)が右足シュートでゴール天井に突き刺し、先制。後半23分には相手FW斎藤学(26)のシュートに対応したMFパウリーニョ(27)がペナルティーエリア内でハンドの反則を犯してPKを献上するピンチを迎えたが、FWカイケ(28)が蹴ったPKをGK村山智彦(28)が阻止して逃げ切り、日産スタジアムでの初勝利をもぎ取った。

 苦しんだ末の、待ちに待った今季初勝利だ。オフに、それまで主将を務めていたボランチの永木亮太(27)が鹿島へ、正GKだった秋元陽太(28)がFC東京へ、U―23日本代表主将でもある遠藤航(23)が浦和へとそれぞれ完全移籍。“センターライン”をごっそり抜かれたチームは、開幕から奮闘しながらあと1歩のところで勝利を逃し続けてきた。3月5日の第2節・川崎F戦、同12日の第3節・広島戦ではともに勝利目前のロスタイムに追いつかれて痛恨の2試合連続ドロー。その後の第4節から5連敗と泥沼にはまりこんだが、ついに白星をつかんだ。

 高山のゴールが決まるやベンチを飛び出し、何度もガッツポーズをつくって喜びを爆発させたチョウ・キジェ監督(47)は「少しホッとしました。これからまた先に進むパワーをもらいました」と感慨深げ。

 試合終了の瞬間、ピッチに伏したまましばらく動けなかった殊勲弾の高山は「ロスタイムで追いつかれてしまう試合が多かったので、本当にみんな1つになって勝てて良かったです」と安どの表情。「強豪チームといい試合ができたけど勝てなかったりとか、全然自分らしさを出せなくて勝てなかったりとか、そういう試合があった中でようやく勝てたことは本当にうれしい」と声を弾ませた。

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2016年4月30日のニュース