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C大阪 京阪ダービー完敗2連敗…自動昇格圏外の3位後退

[ 2016年4月30日 05:30 ]

<C大阪・京都>後半、シュートが決まらず頭を抱える杉本(右)と天を仰ぐ柿谷(左)

明治安田生命J2第10節 C大阪0―2京都

(4月29日 金鳥スタ)
 明治安田生命J2第10節は29日に各地で10試合が行われ、C大阪はホームで京都に0―2で敗れた。前半8分にCKから先制点を奪われると、後半3分にも再びCKから失点。攻撃陣も2試合連続無得点に終わり、2連敗を喫したことでJ1自動昇格圏外の3位に後退した。町田は岡山と2―2で引き分け、勝ち点を21として首位を守った。

 勝って再浮上するはずが、課題ばかりを露呈したC大阪が京阪ダービーを落とした。開始早々の前半8分、CKから京都に先制点を奪われると、後半3分にもCKから追加点を決められる。攻撃陣は2戦連続無得点に終わり、0―2で試合終了。開幕から8戦無敗と突っ走ってきた勢いが止まり、2連敗で自動昇格圏外の3位に後退した。

 「まず失点の時間とセットプレーを見直さないといけない」と守備面の反省を口にした大熊清監督。その上で「(相手の)ブロックの中を検証、徹底しないと」と攻撃の問題点を挙げた。今季初めて杉本をFWとして先発起用するも、引いて守る相手を最後まで突き破ることができず。後半12分のPKをFWリカルド・サントスが失敗するなど、流れを引き寄せることもできなかった。

 「どっかで甘さが出てる。もう、こんなゲームはしたくない」と厳しい表情で語った元日本代表DF茂庭は、試合後のロッカールームで「いいかげん、変わろう」と自分を含めたチームに対して声を上げた。昨季は昇格に失敗し、2年連続で挑むJ2。このままズルズルと引き下がるわけにはいかない。

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2016年4月30日のニュース