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U―23ピンチ! 主力に負傷者続出 浅野と大島もポルトガル遠征辞退

[ 2016年3月20日 20:15 ]

広島の浅野拓磨

 日本サッカー協会は20日、J1広島のFW浅野拓磨(21)とJ1川崎FのMF大島僚太(23)がともに怪我のため21日からポルトガル遠征を行うU―23日本代表メンバーを辞退したと発表した。浅野に代わってJ2千葉のFWオナイウ阿道(20)、大島に代わってJ1新潟のMF小泉慶(20)を追加招集する。

 広島によると浅野は左足足底筋膜炎のため、川崎Fによると大島は右足首の腓骨筋腱炎が悪化した。

 浅野は16日のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグのブリラム(タイ)戦で2ゴールを決めて3―0での勝利に貢献。20日に行われた明治安田生命J1第1ステージ第4節・大宮戦(NACK)でも疲れを見せずに先発し、前半39分にチーム2点目となる今季リーグ戦初ゴールを決め5―1での大勝に貢献したが、後半23分に交代していた。19日に行われた同・甲府戦(中銀スタ)に先発した大島は後半21分に元日本代表MF中村憲剛(35)の2点目をアシストしてチームの首位キープに貢献したが、後半40分に交代していた。

 広島で今季から背番号10を付ける浅野はリーグ屈指のスピードを誇り、五輪本大会での活躍が期待されている主力。大島も川崎Fで今季から10番を付け、ここまでリーグ戦全4試合に先発していた。

 すでに今夏のリオデジャネイロ五輪出場を決めているU―23日本代表は、21日にポルトガルへ出発。25日に12年ロンドン五輪王者のU―23メキシコ代表と国際親善試合を行い、28日にはポルトガル1部スポルティングとの練習試合も予定されている。強豪と対戦する今回のポルトガル遠征では、貴重な実戦経験を積むはずだった。

 U―23日本代表では、これまで常連だった、ともにJ1新潟所属のDF松原健(23)とFW鈴木武蔵(22)が今月ともに負傷で全治3カ月と診断されるなど、主力に故障者が続出。19日には、J1柏のDF山中亮輔(22)が怪我で代表招集を辞退し、代わりに同じ柏のDF秋野央樹(21)を追加招集することが発表されたばかりだった。

 ▼小泉慶 U―23日本代表に選ばれて嬉しく思います。初めての日の丸なので、責任感を持ってがんばってきます。

 

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2016年3月20日のニュース