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横浜FC、2発快勝で今季初白星!カズ初先発で指揮官の留守を守る

[ 2016年3月20日 14:56 ]

明治安田生命J2第4節 横浜FC2―0山口

(3月20日 ニッパツ)
 明治安田生命J2第4節は20日、各地で11試合が行われ、開幕3連敗中だった横浜FCはJ3から昇格してきた山口に2―0で勝ち、今季初勝利をマークした。後半19分にMF小野瀬康介(22)の今季チーム初得点で先制。同36分に2点目も決め、不整脈などの疑いで17日から検査入院しているミロシュ・ルス監督(53)に待望の白星を届けた。

 13日の前節・千葉戦(フクアリ)でメンバー外だった元日本代表FW三浦知良(49)は今季初先発を果たし、自身の持つ最年長出場記録を49歳23日へ更新。カズは前半から攻守に献身的な動きを見せ、ドリブルで中央突破を図る場面や左サイドで決定的なロングパスを出すシーンもあった。シュートは打てずに後半10分でベンチに下がったが、そのカズとの交代で入った1メートル90の長身FW大久保哲哉(35)が頭で落としたボールにユース育ちの小野瀬がダイビングヘッドで叩きこんで先制。後半36分には、左コーナーキック(CK)からゴール前での混戦を小野瀬が執念で押し込んだ。

 横浜FCは前節までに2009年以来7年ぶりとなる開幕3連敗を喫し、最下位に低迷。開幕3連敗はJ1、J2通じて唯一で、ここまでの3試合で1点も取れない泥沼状態に陥っていた。

 昨季クラブ史上ワーストの8連敗を喫し、成績不振による体調不良で辞任したスロベニア人指揮官のルス監督は今季から異例の再登板を果たしたが、13日の千葉戦に敗れたことで自身の連敗が11まで膨らんだ。敗戦の4日後には、22日までの予定で検査入院。山口戦では、増田功作ヘッドコーチ(39)が暫定的に指揮を執った。

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2016年3月20日のニュース