暫定指揮で今季初勝利　横浜ＦＣ・増田ヘッド「ハハハッ！」高笑い止まらず

明治安田生命Ｊ２第４節 横浜ＦＣ２―０山口

（3月20日 ニッパツ）
　不整脈などの疑いで１７日から検査入院しているミロシュ・ルス監督（５３）に代わって暫定的に指揮を執り、今季初勝利を挙げた横浜ＦＣの増田功作ヘッドコーチ（３９）は高笑いが止まらなかった。

　ＭＦ小野瀬康介（２２）の２得点で山口を下し、開幕からの連続無得点も連敗も３試合でストップ。増田ヘッドはＶ川崎（Ｊ２東京Ｖ）時代の１９９８年に１年間ともにプレーし、１３日の前節・千葉戦（フクアリ）でメンバー外だった元日本代表ＦＷ三浦知良（４９）を今季初先発に抜てきし、チームを勝利へと導いた。

　Ｊ初指揮が大きな１勝となった増田ヘッドは「うれしいですけど、選手たちがこうやっていじってくれるんで、それが一番うれしいです」と満面に笑みを浮かべ「ハハハッ！」と高笑い。

　「そんなにいつもと変わったことはしていない」と指揮官不在の中での準備を振り返り、「大事なのはトレーニングなんでね。今週１週間、選手たちは本当にトレーニングを１００％でやってくれたし、３連敗している中でプロとしての自覚じゃないですけども、選手たちが本当に一人ひとり自覚を持ってやってくれたんじゃないっスかね。僕は別に何もやってないですけど、本当に」と言うと、再び高らかに笑った。

　内容については「もっとボールを握りたいと思うんですけども、しっかり守備から入って、後半、相手が結構アグレッシブに来ていたんで、少し間のびというか、間が空くんじゃないかなと思ってたんで、そこをうまく突ければと思っていた」とし、「小野瀬は（松本戦で）ＰＫ外してたんでね…。だけど、逆に言うと、こうやって９０分の中でしっかりゴール決めてくれて本当にうれしかったです、ハイ」とうれしそうだった。