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憲剛2発 川崎F初の開幕4戦不敗!アウェーで4発首位固め

[ 2016年3月20日 05:30 ]

<甲府・川崎F>試合終了後、サポーターの前でポーズを決める中村

明治安田生命J1第1S第4節 川崎F4―0甲府

(中銀スタ)
 川崎Fは、アウェーで豪快に4発を叩き込んで甲府に快勝、首位を堅持した。口火を切ったのは中村だった。前半9分、ゴール正面約20メートルのFK。慎重に狙うと、ボールはきれいな軌道でゴール左隅に吸い込まれた。前節名古屋戦のJ1通算50点目の得点に続き、13年8月以来の2試合連続ゴールだ。そして、25分に森谷が決めると、後半21分には、左CKを大島とのショートコーナーでつなぎ、中村がニアの角度のないところから思いっきりシュート。11年5月29日のG大阪戦以来の1試合2得点で、試合を決めた。

 「FKは、自分の好きなように蹴ろうと思った。2点目はGKが警戒していない位置にいたので、思い切って蹴った。こんなことがあるんだなと思った」

 試合終了直前にも、ゴール前でおあつらえ向きのFKがあったが、これは決まらずプロ初のハットトリックはならなかった。だが、キャプテンのゴールで勢いに乗ったチームは4得点。4試合で12得点、1試合平均3得点と抜群の破壊力を見せている。そして、唯一開幕から4戦負けなし(3勝1分け)で首位をキープ。クラブ創立20周年の今年、目標に掲げる悲願の初優勝へ前進した。

 風間監督は「90分間で波があったが、憲剛(中村)を中心に、うまく進めてくれた。選手に競争が出て、張り詰めた空気の中でできている。一戦一戦の集中力もある」と、手応えを口にする。

 中村は「まだ4節、浮かれている選手はいない。一試合一試合大事に勝ち点3を取っていきたい」と、かぶとの緒を締め直した。目指すサッカーがようやく浸透。エース大久保がノーゴールでもこの得点力。川崎Fの勢いは止まりそうもない。

 <4戦不敗はクラブ史上初>…川崎Fが4―0で甲府に快勝し首位を守った。これで開幕戦から○△○○の4試合負けなし。川崎FのJ1シーズン開幕戦からの最長不敗記録は07年の3試合(○△○)で、開幕から4戦不敗はクラブ史上初。MF中村が直接FKによる決勝弾を含む2ゴール。1試合2得点は11年5月29日・G大阪戦(○2―1)以来、5年ぶり。12日の名古屋戦に続いての決勝ゴールとなったが、2試合連続の決勝弾は自身初だ。

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