宇佐美　不完全燃焼＆落胆「勝たせなければいけなかった…」

神戸に敗れ、天を仰いで悔しがる宇佐美（右）

明治安田生命Ｊ１第１Ｓ第４節 Ｇ大阪１―２神戸

（3月19日 ノエスタ）
　Ｇ大阪の日本代表トリオは不完全燃焼に終わった。２点を追う後半３９分に日本代表ＦＷ宇佐美が左ＣＫから１アシスト。だが「エネルギーやアグレッシブさで神戸が勝っていた」と振り返ったように８連戦の疲労は大きく、同点に追いつくまでのパワーは残っていなかった。

　　１７日にロシアＷ杯アジア２次予選に臨む日本代表メンバーに選出。ハリルホジッチ監督から「我慢して使わないといけない」と厳しい言葉をかけられ「結果で実証していく」と決意新たに臨んだ１戦だった。それでも体は思うように動かず。公式戦１０戦１２発の“神戸キラー”もシュート１本で「こういう試合でも勝たせなければいけなかった。自分も全然（運動量が）足りない」と反省した。

　アフガニスタン戦（２４日）での先発起用の可能性がある日本代表ＧＫ東口も「僕が踏ん張れば良かったけど…」と渋い表情。２点目を失った際には、視察に訪れた日本代表のリカルドＧＫコーチが机を叩いて怒りをあらわにするなど、堅実な仕事をこなせなかった。

　藤春も持ち前の縦への推進力はほとんどなし。疲労を抱えたまま代表合流となるが、気持ちを切り替えるしかない。