×

“次世代エース”岩渕が口火弾「上へ持ち上げられる存在に」

[ 2016年3月8日 05:30 ]

<日本・ベトナム>前半、ゴールを決める岩渕(右から2人目)

リオ五輪アジア最終予選 日本6―1ベトナム

(3月7日 金鳥スタ)
 19年W杯フランス大会、20年東京五輪へ向けて希望を灯(とも)す1発だった。今予選初勝利となる6発大勝劇の口火を切ったのは、次世代エース候補の岩渕だった。

 「新たなスタートの意識を持って臨めた。しっかりと得点を取って勝てたのは良かった。女子サッカーはゼロからのスタートになる。それを背負って、上へ持ち上げられる存在になりたい」

 試合前に中国―韓国の結果を受け、リオ五輪出場が消滅したことを知った。それでも前半39分に中島からのクロスを右足で合わせて先制点。同点とされた前半45分には大野の勝ち越し弾を演出した。1得点1アシスト。後半22分に交代するまで攻撃をけん引した。

 後半45分には22歳の横山がダメ押し弾。20歳のGK山下も今予選初めてゴールマウスを守った。4大会連続五輪出場が絶たれた3・7。それはなでしこ再生への第一歩でもあった。

続きを表示

2016年3月8日のニュース